総務省が29日公表した国会議員が関係する政治団体の去年分の政治資金収支報告書をNHKが調べたところ、政治資金パーティーの収入のうち購入者の名前などが記載されていないものが全体の95%を占め、匿名率が寄付の20倍余りにのぼったことがわかりました。 政治資金パーティーは、参加者などから受け取る対価から経費を差し引いた残りを政治資金とするための催しで、政治資金規正法は、1回のパーティーで同じ人や団体から20万円を超える支払いを受けた場合は、名前や金額などを収支報告書に記載しなければならないと定めています。 NHKが、総務省が公表した去年分の政治資金収支報告書を調べたところ、当時の国会議員225人が関係する239の政治団体が、あわせて751回の政治資金パーティーを開催していました。 パーティー収入はあわせて59億370万円余りで、このうち95%にあたる55億8200万円余りが20万円以下の匿名の購