本当にいい作品って、口コミで広がっていくものなんだと思うんですよ。特にSNS全盛の現代ならば尚更で、誰かが熱狂的にその作品を好きだと叫べば、その影響は確実に広がっていくものです。 そういう背景があるのでプロモーションする側の企業なんかはいつだってトレンドの数字に気を配っているわけなんですが、いや、何と言いますか、本当に口コミで広がっていく作品って数字に現れないんですよね。その作品を語るオタク1人1人が帯びる熱量に、その魅力が現れるものです。 そしてGW明け最初の金曜日頃から、明らかにその熱量が異常な作品がTL上を席巻していました。普段そこまで映画館に足を運ばない人間なので、当初全く観に行くつもりではなかったんですよ。ただ、この熱量は明らかにおかしい。そして、ジャンル自体は僕の好みである酸いも甘いも織り交ぜられた青春群像劇っぽくて、まあ刺さりそうだという値踏みもありました。 というわけで観に