恒例となりました「おまえピンチョン言いたいだけやろ!!」のコーナーです。このたび『逆光』を読み終えましたので感想……と思いきや、そもそも感想だのレビューだのは、良質なものがすでにネット上にあふれておった。とりあえずこのエントリの最後にもいくつか載せましたが、これだけいろいろあって、僕なんかが何をか言わんやと思ってしまいましたので、今回は違うことを書きます。 それはいったいなにかってえとですね、新潮社からトマス・ピンチョン全小説が刊行され、僕がこうして恒例になるほどピンチョンの小説の感想を書いているというのに、僕の観測範囲でこれらを読む人が増えたようには思えないということに関連しています。そう、これは完全に僕の不徳の致すところ、もうちょっとこう、「ピンチョン気になるな、でも高いし面倒そうだな」って人が読んでほしい。面白い感想など書いてほしい。みんなが読めばきっともっと(僕にとって)愉快な世界
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