4月1日からのレギュラーガソリン価格が118円に値下げされたガソリンスタンドの看板=31日午後7時56分、大阪府泉佐野市 揮発油(ガソリン)税の暫定税率が31日で期限切れとなり、衆参ねじれ国会の焦点は4月末の歳入関連法案の衆院再議決に移ったが、もう1つ隠された「時限爆弾」がある。揮発油税を今後10年間道路整備に充当することを定める「道路整備特別措置法案」だ。成立しなければ、暫定税率を元に戻しても道路予算を執行できないため、政府・与党は5月中旬にも衆院再議決する方針だが、「道路特定財源の一般財源化」を掲げた福田康夫首相の新提案と矛盾するのは明らか。野党の攻勢は必至で、法案の再議決が今国会最大のヤマ場となる可能性もある。(石橋文登) 道路整備特措法案は、31日で期限切れとなる道路整備財源特例法の改正案で、揮発油税を道路特定財源と指定し、昨年末に決定した道路整備中期計画(10年間)に基づき、どの