明日の中間選挙投開票を前に、各世論調査の結果はますます民主党には不利という予想になっています。下院(定数435の全員改選)では、38議席差をひっくり返されるどころか、逆に15~20議席差で共和党が多数になるというのは、ほぼ確定的という見方が主流です。問題は上院で、定数100の今回改選は3分の1ということで、さすがに52~53は民主党がキープするという見方が濃厚だったのですが、ここへ来て何とも微妙な情勢となってきました。 例えばネバダ州です。ここは民主党の上院院内総務のハリー・リード議員が圧倒的に強かったのですが、そこへシャロン・アングル女史という「ティーパーティー系」の候補が共和党予備選で勝って殴りこみをかけてきたのです。選挙戦の序盤では「国連脱退」とか「児童福祉の国費助成反対」など極端な主張をしてきたアングル候補への疑問から、リード氏の形勢有利という雰囲気もありました。ですが、アングル候