農林水産省が1985年に打ち出した1988年開催を目標とした食の博覧会構想をきっかけとして、東京の広告会社シマ・クリエイティブハウスが北海道庁に企画を持ち込み1986年に道が経済活性化や一次産業の高度化を目的として開催を決定[1]。農漁業をめぐる国際環境の悪化を背景として[3]、食を通じ人間と自然・日本と世界の関係を見つめ直す事を主目的に北海道の豊富な食料資源をアピールし地域振興を図るとした[4]。札幌市内に会場を分散配置し、入場券として当時普及し始めた磁気式プリペイドカードを使用するなど、革新的な試みも実施された。 開幕3か月前に基本計画を策定するなど杜撰な運営や[1]、事前のPR不足[5]、飲食料に加え入場料や駐車料が必要となり割高な出費となった事、札幌市中心部から離れた月寒・大谷地で分散開催した事がマイナス要因となり[5]、当初から「あまり食に関係ない」「入場すれば食べ放題と勘違いし