私は子供の頃、給食だけを楽しみに学校に通っていた。しかし今年44歳になる私より上の世代には、「給食がまずくて本当に嫌だった」という人もいる。食の記憶や感覚というものは、世代を超えて共有するのがとても難しい。 よくご老人が「昔の塩鮭は小指の先くらいでどんぶり飯が食えた」なんて語っているのも、その一つ。そんなにしょっぱい塩鮭の記憶がない私には想像しがたい。 だが築地場外市場で気になる商品を見つけた。
東京は杉並区の閑静な住宅街にある小学校のプールには8,000匹を超えるヤゴがひそんでいた。子供も大人も大狂乱、初夏のヤゴフェスに参加した。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:平成最後のハブ、令和最初のハブ ~伊江島&伊平屋島ハブめぐり~ > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー ヘボコンからのヤゴ 6月はじめ、編集部の石川さんに「小学校のプールで繁殖したヤゴを捕獲する授業に参加しませんか」と誘われ、東京都杉並区立和田小学校へと向かった。 道路を渡り廊下がまたいでいる。これがTOKYO CITYか! 石川さんは今やグローバルに広がるローテク賛歌工作イベント「ヘボコン」の
1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー) 前の記事:思考不要!一気にひっくり返せる盤面ばかり出てくる「接待リバーシ」 > 個人サイト むだな ものを つくる 乗りたいな電動キックボード 最近特に耳にするようになった電動キックボード。 東京や大阪などではシェアするタイプが広がりつつあるようで、自分が住んでいる千葉県では乗れるチャンスがなく気にはなっていた。 渋谷のデイリーポータルZ編集部に久しぶりに行ったら電動キックボードがあった。 これこれ、これに乗りたいんだよー。 後ろ髪を引かれつつ後にしたが、その後幕張にあるイオンモールに行ったときに電動キックボードが置いてあることに気がついた。 なんと千葉市が2021年から実証実験を幕張で行っているというのだ。 千葉市:シェアリングサ
子供の頃、夏の木々に集まる虫を見て「樹液ってうまいのかな」と思ったことはないだろうか。 人間も飲んでOKらしい「白樺の樹液」を、買って飲んでみたレポートです。 海外のドリンクレシピについて調べていたら、こんな表記を目にした。 "Birch sap ... 100ml" バーチサップ。聞いたことがない名前だ。海外のリキュールか、シロップにそういうものがあるのだろうか。 一体どんなものだろうと、検索してみた結果がこちらである。 Google "Birch sap"画像検索結果より 美しい木々の画像がでてきて面食らう。びっくりするから急に癒さないでほしい。 よく見てみると、どれも幹に管のようなものを入れて、液体を採取している。 Birch=白樺の、sap=樹液。 そう、レシピの"Birch sap"とはそのままの意味で、白樺の樹液を使いなさいということだったのだ。 長いこと趣味でカクテルやノンア
「雨に濡れた子犬を革ジャンで抱きかかえる」という場面が思い当たるだろうか。 世代にもよるだろう。物語において不良がヒーローとして扱われた時代にそのような描写が流行ったのだと思う。(あの恐ろしい不良が! 誰も見てないところで! 雨に濡れたかよわい子犬を! 大事な革ジャンで! 自分は傘もささずに!)と、かんたんに言えば悪い人が良いことをするギャップによるかっこよさである。 もちろんそうした場面を私たちは見たことがない。誰も見てないところで善行を積むのが不良だからだ(見ているところでやってたら善行積むわ不良行為するわのただの気まぐれな人である)。 そうした場面を意図的に作り出してみよう。仲間内で革ジャンを持っていた者に被写体として協力してもらった。
少々偏りすぎた本が並びまくっているウチの本棚。コレをもうちょっと知性漂う感じにするにはどうしたらいいのか……。 だったら賢そうなデザインに変えちゃえばいいんじゃ!? ……ということで、ザ・賢そう本である岩波文庫っぽいデザインのブックカバーを作ってみました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:「ぎょう虫検査セロファン」の新しい使い途 > 個人サイト Web人生
年末のせいか、強盗関連のニュースをよく耳にする。 「男は身長××センチくらいで、灰色のジャンパーを着用、めざし帽をかぶり…」 典型的な強盗の格好だなあ。でもめざし帽って強盗のマストアイテムみたいだけど、どんな帽子なんだろう。 つい一週間前まで、本気でそう思っていたのだが・・。 (text by ほそいあや) 正しくは目出し帽なのです と、いまさらここに書く事ではない。そんな事皆さんはとっくに知っていると思う。 しかし!私はつい最近、人に訂正されてやっとわかった。そういう時の恥ずかしさは計り知れないものがある。 右の画像は友人の手作りではあるが目出し帽だ。そうか、これなら強盗がかぶっているのも合点がいく。 なんだめざし帽って。さかなクンか。自分に腹が立ってきた。
江戸時代の料理本に「焼柿」なる料理が出て来るそうです。皮のついた柿を焼いただけの料理です。 ただそれだけの料理なのですが、生のままの柿とは違う食感や風味となりとてもおいしいらしい。 気になるのでやってみました。更に各種果物も焼いてみました。 1972年生まれ。元機械設計屋の工業製造業系ライター。普段は工業、製造業関係、テクノロジー全般の記事を多く書いています。元プロボクサーでウルトラマラソンを走ります。日本酒利き酒師の資格があり、ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しているので、体力実践系、各種料理、日本酒関係の記事も多く書いています。(動画インタビュー) 前の記事:仮装、中継、極地。あなたの知らないマラソンの世界 > 個人サイト 酒と醸し料理 BY 工業製造業系ライター 馬場吉成 website
ワールドカップ 始まるよね!! ワールドカップへの テンションンが 高まるにつれ、 世の中の 様々なグッズたちも なんだか ワールドカップ的に スゴイことになっているようなので、 今回は そんな ワールドカップ浮かれグッズ TOP10を 大紹介してしまいたいと思います! 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:3カ月で10kg痩せた!驚異の病的ダイエット > 個人サイト ヨシダプロホムーページ ワールドカップ浮かれグッズ第10位! ●「お菓子」 まずは 僕らも大好きな お菓子の業界にも ワールドカップ人気の波は 押し寄せているようでして
1980年生まれ埼玉育ち。東京の「やじろべえ」という会社で編集者、ライターをしています。ニューヨーク出身という冗談みたいな経歴の持ち主ですが、英語は全く話せません。 前の記事:スーパーミドリムシグルメとすじりもじり運動 > 個人サイト Twitter (@noriyukienami) 「T-1グランプリ」をご存知だろうか? 漬物の「T」を冠した同イベントは、今年で第4回を数える「お漬物日本一決定戦」なのだという。北海道から沖縄まで全国6ブロックからエントリーしてきた漬物が、1次審査、各地区ブロック大会を経て、来年2月16日の決勝大会(池袋サンシャインシティ)へと進む。そこで、日本一の漬物が決まるそうだ。 11月某日、メーカーや老舗の漬物屋が参加する「法人の部」の一次審査が、都内にて行われるという情報をキャッチ。実食審査もあるというので、乗り込むことにした。
1984年うまれ、石川県金沢市出身。邪道と言われることの多い人生です。東京とエスカレーターと高架橋脚を愛しています。 前の記事:香港のエスカレーターには各停と急行がある > 個人サイト 東京エスカレーター 高架橋脚ファンクラブ まず飯田橋までどうやって行くかという話だが、手漕ぎの船で行く。私が船と呼んでいるのは当サイトでも何度か登場した、パドルボードと呼ばれる乗り物である。マイボードを買っちゃったので、どこでも行き放題なのだ。というか、行かなくては損なのだ。この夏も、Canal SUP Associationの皆さんにいろんなところに連れて行ってもらった。 (これまでの顛末はこの記事 やこの記事 をご参照あれ) このままスカイツリーまで漕いでいけそうな気持ちのいい陽気だが、隅田川は我々手漕ぎのゴムボードにとっては大海原だ。屋形船や大型水上バス、水上バイクがひっきりなしに行き来し、船の引き波
子供の頃よく遊んだ近所の公園やグラウンドには、なぜかよくワカメが落ちていた。地元の子どもたちは「公園ワカメ」という身も蓋もない名で呼んでいた。 同じような記憶を持つ人も多いことだと思う。 調べてみると、まあ当然のことながらその物体はワカメではなかった。しかし、なんとワカメと同じように食べられることがわかった。これは試してみなければ。
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:飴と粉をまき散らす「鬼まつり」
先頃、生きているダイオウイカの水中映像が撮影されて各所で大いに話題になった。ダイオウイカといえば誰もが知る深海の巨大なイカである。 しかしその映像史に残る成功の立役者として、もう1種類の巨大イカがいたことはあまり知られていない。ダイオウイカをおびき寄せる餌となった「ソデイカ」である。 今回はあえて、そのソデイカにスポットを当ててみたい。
納豆、どれぐらいかき混ぜますか? 私はほとんど練らずにサラサラで食べる方が好きなのだが、祖母など習慣的に毎回200回と決めて混ぜている。聞くとところによると一般的にも年輩の方ほどよく混ぜる傾向があるそうだ。どうやら科学的にはよく混ぜた方が美味しいことが分かっているらしい。 よく混ぜるってどの程度混ぜるといいんだろう。せっかくだし、やるならトコトンやってみよう。そんなわけで、1万回混ぜました。手加減ナシです。 納豆のネクストステージを見てきました。海の幸の味がしました。 (text by 古賀 及子) 魯山人納豆というやつがあるだろう 納豆をよく混ぜる文化としては、芸術家であり食通アイコンでもある、北大路魯山人の納豆作法「魯山人納豆」がやはり有名だ。 深い器で納豆を400回以上混ぜるというやり方。1万回チャレンジの前に、まずは、ネットで検索したこの魯山人納豆の作り方をまねて、本当によく混ぜた
千葉県の富里市は、スイカの名産地として知られています。 そこで毎年、スイカロードレースという大会が開かれているのですが、普通のマラソン大会でいう給水所に、名物のスイカが並んでいる事で有名です。 走りながら食べるスイカの味やのどごしはどんなものなのだろうか。 きっと家で食べるよりみずみずしく感じられるんだろう・・等と考えていたら無性に味わいたくなったので参加してきました。 (text by ほそいあや) 天気はくもり 当日の天気はくもり、気温も25度以下で湿度高め。 走るにはもってこいの日となりました。 混雑を避けるため、会場から1キロくらい離れた駐車場を選び車をとめると、出口付近のテントでなにやら人だかりができています。
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