名古屋文理大(愛知県稲沢市)は14日、情報メディア学科に来春入学する学生全員に、米アップル社の新型携帯端末「iPad(アイパッド)」を無料で配布すると発表した。講義資料のデジタル化や、学生と教員のコミュニケーション手段として活用する。 同大によると、国内の大学で学生にアイパッドを無料配布するのは初めてという。同科の入学定員は100人で、購入費用は約500万円。情報分野に力を入れていることをアピールし、受験者の増加にもつなげたい考えだ。 同科の学生はこれまで、米アップル社の多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」用のソフト開発を手掛けるなどしている。同学科長の長谷川聡教授(情報科学)は「学生の新鮮な発想を生かして、新しいソフト開発にもつながれば」と期待する。