藤木と三重は伊良子と再戦の調印をするため駿府にむかう。 当時の移動手段は、たいてい徒歩だ。 身分ある人は馬とか駕籠とかにのりますが。 まあ、大多数の人は徒歩で移動すると思っていいでしょう。 三重さんはもともと三百石のお嬢さまだった。 世が世ならベンツに乗って学校に登校するような身分なのだ。 その場合、学園長が虎眼先生だな。 で、「種ぇ」と言い出して、終業式に出席した娘を犯すよう首席生徒に指示をだしちゃう。(2巻 九景) そりゃ、舌を噛み切りたくもなるよな。 三百石だと毎日駕籠にのれるほど裕福じゃない。 しかし普段から長距離を あるくような生活はしていないだろう。 買い物は基本的に下女がするのだろうし。 もっとも、最近は落ちぶれたうえに、物を売ってくれる人が少ないので遠くまで歩いているみたいですが。 なんにしても、まだ三重は旅なれていない。 『これまでの人生で』