「受動的攻撃」とは、相手に自分の意志をはっきりと伝えずに、大なり小なりのサボタージュをすることで、相手に身を任せるのを拒むことをいいます。要は、期待されていることをきちんと行わないのです。約束してもその約束を覚えておかないようにしたり、簡単に破ったり、あるいはじれったいほどゆっくりと実行したりします。 また、典型的な「受動的攻撃」として、いわゆる「壁をつくる」という行動をしめすこともあります。相手をその壁にぶつからせることで、相手の懇願や嘆願を受けつけないようにするのです。こうした人は、自分が相手にそのような障害を作っているにもかかわらず、心の中では「私が妥協しなければいけないことが多過ぎる」と思っています。そのため、相手が多少苦労することは当然だと思っています。 性的な関係がなくなる夫婦にありがちなこと 私のクライアントの1人を例に挙げてみましょう。彼は、自分の故郷にずっと住んでいたかっ