【ウムタタ〈南アフリカ南部〉=杉山正】南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の追悼式で、でたらめな手話通訳をした男性(34)が注目を集めている。地元大手メディアは13日、男性が過去に殺人などの罪で訴追されていたと報じた。政府は男性を追悼式で起用した経緯について調査中と繰り返している。 報道によると、男性は1994年に婦女暴行、95年に窃盗、97年に強盗、2003年に殺人や誘拐の罪などで訴追されたという。このうち、窃盗で男性は有罪判決を受けたが、大半の罪で、精神疾患を理由に訴追が取り下げられた模様だとしている。 男性がメディアに語った出身大学も存在しないと伝えたメディアもある。