民間信用調査会社の帝国データバンク札幌支店は20日、サーカス興行業「キグレサーカス」(札幌市中央区)が、19日付で事業を停止した、と発表した。 負債総額は約5億8800万円で、今後、任意整理に移行する見通しという。 同支店によると、同社は1942年に創業、77年に法人化されたサーカス興行団で、日本三大サーカスの一つとして知られていた。 しかし、入場者数の低迷に加え、2009年10月からの埼玉・川越公演を新型インフルエンザの流行が直撃し、大幅な損失が発生。その後、資金繰りが悪化し、今年9月末には従業員35人を解雇したという。