財務省の福田淳一事務次官のセクハラ発言問題を巡り、野党議員が20日午前、国会内の会合で「#Me Too」と書かれた紙を掲げ、そろって抗議の意思を示した。米国発のセクハラ告発運動のシンボルにならい、財務省事務方トップのセクハラ疑惑と、同省が被害女性に名乗り出ることを求めた対応の問題の深刻さを国内外に訴えた。 抗議の意思は、立憲民主、希望、共産など野党6党による、セクハラ疑惑をめぐる財務省などへの合同ヒアリングの冒頭で示した。続けて6党の合同集会でも行った。 両会合とも、米国の運動にならい、抗議の意味を込めて黒い服に身を包んだ女性議員を中心に、男性議員も参加。尾辻かな子衆院議員(立憲)が「セクハラを泣き寝入りする社会にしない。被害者を絶対一人にしない」とアピールした。 ヒアリングでは、同省の調査方法への疑問や、麻生太郎財務相の辞任を求める声が相次いだ。行動に加わった蓮舫参院議員(立憲)は記者団