米ヒューレット・パッカード(HP)は27日(現地時間)、8月に発表したパソコン事業部門(PSG)の分離または売却を撤回し、同社の一部として継続展開すると発表した。 HPのパソコン事業は世界シェア1位という巨大な販売台数を抱え、収益も上げている部門であった。しかし、企業向けビジネスやクラウドソリューションといった同社の中核事業への注力のために、収益性において劣るPSGを分社化、あるいは売却するという戦略的見直し計画を、2011年8月に発表していた(関連記事)。 しかし2ヵ月間の検討後、9月下旬に同社CEOに任命されたメグ・ホイットマン氏は27日に、分離の方針を撤回してパソコン事業を継続すると発表した。同社広報発表文にてホイットマン氏は、「評価分析の結果、PSGを維持することがお客様、パートナー企業、株主の皆様、また社員のために、最適な判断であるという結論に至りました」と述べている。 そのほか