去年の春から多摩美術大学の社会人向け講座「●●とデザイン」を1年間位かけて受講していました。講義は毎回「ビジネスとデザイン」「音とデザイン」「独自の文化とデザイン」といったようにあるテーマとデザインという形式でテーマを変えて進みますが、それぞれ、佐藤可士和さん、ヲノサトルさん、コシノジュンコさん、のように第一線のデザイナーを招いての講義でした。普段の専門分野から一歩離れてデザインを見つめるよい機会となったのですが、テーマのなかに「禅とデザイン」「仏壇とデザイン」といったように普段デザインという観点で直視しないジャンルの講義も多く、身の回りの暮らしにはこんなにデザインが考えられ、囲まれて暮らしているんだと改めて感じるいい機会でした。 たくさんの興味深い点はありますが、2つの印象深かった点を書いておくことにします。 ●●の部分の専門性 受講を通して面白かったのは、●●の部分の専門性のように思い