今から30年以上前、アメリカでは、15の曲が公序良俗を乱す曲として名指しされた。政治家の妻たちによる過激になっていった歌詞への反動的な運動の中で、これら15曲が「汚らわしい15曲 / Filthy 15」として槍玉に挙げられ、その結果、彼らの圧力によって「露骨な歌詞」が含まれていることを警告するステッカー「Parental Advisory」がレコードやCDのジャケットに貼られるようになったのだ。 それからかなり年月は過ぎたが、槍玉に挙げられた曲に関する議論は今でも語り草となっている。2018年には、作曲家のニコール・リジーがこの問題をテーマとした作品「汚らわしい15曲」を発表し、有名なバービカン・シアターを含む各地の演劇会場で上演されている。 「初めのころ、私は驚いて呆然としていた。けれど、じきに怒りが爆発した」 作品で発表する表現がどこまで許容されるのか……それをめぐる議論は昔からあっ
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