ここ数年テレビを見ることがめっきり減った。 朝、時計がわりに情報番組、夜、ニュースをつまみ食い。あとは年に数本のドラマとアニメとNHKスペシャル。その程度しかテレビを見なくなった。仕事のある男性社会人なら、以外とみんなそんなものかもしれない。 テレビを見なくなった理由は単純に面白くなくなったから。それにニュース、情報やエンターテイメントもネットで事足りるし、もうテレビはどうしても必要なものというわけでもない。 ただ、テレビを見なくなったのにはもう一つ理由があって、それは僕の内面に理由がある。僕は祝福された人生を眼にするのを避けている。 テレビは祝福された人生であふれている。基本的に成功した人々しか登場しない。 バラエティを視ればお笑い芸人のモテ自慢を聞かされる。 ドラマでかわいい娘を見かければ、付き合ってる男のことが気にかかる。 ニュースを視れば、テレビ局社員という恵まれた雇用者に相対しな