埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された東京都豊島区の女(34)の知人男性が相次いで不審死していた事件で、女が複数のハンドルネームを使い分け、インターネットの結婚紹介サイトを通じて少なくても数十人の男性と連絡を取り合っていたことが捜査関係者への取材で分かった。だませそうな相手を物色していたとみられる。女が練炭自殺の方法を紹介したサイトを閲覧していたことも分かった。 捜査関係者によると、県警が押収した女のパソコンを解析したところ、大手の結婚紹介サイトに登録し、少なくとも数十人の男性とメールをやりとりした記録が残っていた。サイト上で複数の名前を使い分け「学生」「介護ヘルパー」などと自己紹介し、同時並行で複数の男性と交際していた。結婚話が本格化した後、生活費や学費などの援助を頼み、金を振り込んでもらう際は本名で開設した口座を使っていた。受け取った金は少なくとも6人から計約1億円に上っていた。女は結婚話