千葉県教委は21日、生徒に体罰し頸椎(けいつい)捻挫などのけがを負わせたとして山武市立中学校の男性教員(42)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした、と発表した。 県教委によると、教員は5月下旬、校内で3年男子生徒の胸ぐらをつかみ、壁などに計4、5回強く押しつけ、頸椎捻挫や口の中を切るなどさせたという。体育祭の会議に遅れてきた教員が「待たせてごめん」と言ったところ、生徒が「まあ、いいってことよ」と答え、教員が激高。教員は、「生徒の発言に我を忘れてしまった」と話しているという。 このほか、県北西部の市立中学校の男性教員を、18歳未満の女性1人に、胸や下半身を触るわいせつ行為を行ったとして、停職3か月の懲戒処分とした。教員は21日付で依願退職した。