日々私達が扱っている膨大な量のデータ(情報)。これらのデータは、互いに「連携」させると利便性はいっそう高まり、企業においては効率向上に繋がる。そのことは漠然とながらも理解できるが、実際にどのようなシーンで、どのように連携を図るとよいのかピンと来ない方もいるはずだ。今回は「データ連携」の意義と、連携手法のトレンドを紹介してみたい。 データ提携を図るシステム開発の完成 まずはデータ連携について、簡単な例で説明しよう。たとえばExcelのファイルに顧客データを打ち込んで住所録を作ったとしよう。そして、その住所録に記載された宛先に物品を送るとする。宛名ラベルを作成するソフトを利用することになったが、そのソフトとExcelが「連携」されていなかったらどうだろう。改めて宛名ラベル作成ソフトに住所を入力する手間、もしくはExcelの住所録を見ながら宛名を手書きする手間が発生する。これでは効率が良いとはい