◇4日 北京五輪 フィギュアスケート団体戦 男子ショートプログラム(SP、北京・首都体育館) 【写真】車を作業場にして…宇野昌磨の靴を調整 日本の宇野昌磨(24)=トヨタ自動車、中京大=はSPの自己ベストを3季ぶりに更新する105・46を記録、首位のネーサンチェン(米国)に続く全体2位となり、日本の4位発進に大きく貢献した。 ◇ ◇ 常識を覆すスケート靴が宇野を一つ上のステージへ引き上げた。3週間おきに新調していた靴を、今季は一度も変えていない。女子のトップ選手がこの靴を履いたときに「スケート場の貸し靴と同じ。ジャンプなんて無理」と笑って驚くほど革が柔らかくなっている。 「良くなった一番の要因は靴。練習をやった分だけ成長できている。こんな楽しいことはない」。宇野が3年ぶりに優勝した昨年11月のNHK杯のときに語った。 おろしたての靴は履きならすのに2週間ほどかかる。宇野の靴修理を手がけ