スペインの国王フェリペ6世(左)と前国王で父のフアン・カルロス1世(2018年1月6日撮影)。(c)Juanjo Martín / POOL / AFP 【3月16日 AFP】スペインの国王フェリペ6世(King Felipe VI、52)は15日、マネーロンダリング(資金洗浄)への関与が取り沙汰されている前国王で父のフアン・カルロス1世(Juan Carlos I、82)に対する王室手当を剥奪し、前国王からの相続財産を放棄すると発表した。父のスキャンダルから距離を置く姿勢を示したものとみられる。 スイスの日刊紙トリビューン・ド・ジュネーブ(Tribune de Geneve)は今月に入り、フアン・カルロス1世がサウジアラビアからオフショア口座を通じて1億ドル(約107億円)を受け取っていたと報じていた。 同紙によると、受け取った金はパナマの財団名でスイスの銀行口座に預けられていた。総額の