東芝がCELLベースのメディアプロセッサのサンプル出荷を開始したそうです(CNETの記事)。「SpursEngine SE1000」というチップで、MPEG-2およびH.264のハードウェアエンコーダ/デコーダと4つのSPEを搭載して10W台の消費電力を実現。家電への組み込みだけでなくPCでの利用も想定されているそうで、PCI-Express接続のリファレンスボードと開発環境のセットが用意されています。H.264エンコーダチップはすでにいろいろと登場していますが、HD動画に4つのSPEで重いフィルタを掛けながらリアルタイムエンコード、とかできると良さそうです。 リファレンスセットは法人向けのようですが、個人向け販売があったら欲しいという方も多いのではないでしょうか。
半年に一度、スーパーコンピュータのランキングが発表される。その最新リストで、IBMは首位になり、圧勝した。しかし、注目すべきは2008年のランキングだ。 同社は、今、PlayStation 3に使われているチップファミリーであるCellプロセッサとAdvanced Micro Devicesのプロセッサを組み合わせたRoadrunnerと呼ばれているコンピュータの製作に当たっている。 来夏、米国エネルギー省ロスアラモス国立研究所に納入されるこのコンピュータの計算能力は最大1ペタフロップス、つまり1秒間に1000兆回の演算が可能だ。Cellチップの設計に参加し製造も行っている同社は、同チップの利用方法の拡大を模索していた。 ペタフロップス級コンピュータは多くのメーカーにとって長年の目標だ。米国時間11月12日にネバダ州リノで開かれたSC07カンファレンスで発表された最新版Top500 Sup
先日開催されたCEATEC Japan 2007にて、東芝がRubyを使って構築した家電向けのGUIをCell上で動かすデモを行ったそうです(Tech-On!の記事)。現在デジタル家電などで利用されている数百MHz程度のプロセッサでは、Rubyを使ってUIを構築した場合は満足な動作速度を期待できないが、東芝がデジタルテレビ等への普及を狙うCellならば満足の行く動作速度を得られ、かつRubyの生産性の高さというメリットも享受できるということのようです。東芝幹部による「2009年にCell搭載テレビを商品化したい」との話もあるので、そう遠くない未来にこの技術を使って作られた製品が入手できる様になるかもしれません。また、同展示にはまつもとゆきひろ氏も視察に来られたとの事です。 少し前のPCの性能を越える、GHzオーバーのプロセッサや1GBを越えるメモリなどを家電に大したコストを掛けずに追加でき
東芝とソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメントは10月18日、「Cell」プロセッサなどプレイステーション 3(PS3)用半導体を製造するための合弁会社を設立すると発表した。ソニーは来年3月末までに生産設備を東芝に譲渡し、新会社が製造を受け持つ。 ソニーはソニーセミコンダクタ九州のFab2(長崎県諫早市)の300ミリウエハーラインを東芝に譲渡する。譲渡額は約1000億円になると見られる。3社で設立する新会社は、東芝から同ラインの貸与を受け、PS3が搭載しているCellや画像処理チップ「RSX」などの高性能半導体を、主に65ナノメートル(nm)プロセスで製造する。 新会社は来年4月1日に資本金1億円で設立する予定。東芝が60%、ソニー、SCEが20%ずつ出資する。会長兼CEO(最高経営責任者)は東芝から、社長兼COO(最高執行責任者)はソニーから就任する予定。 PS2用チップ製造のため
ITproの記事より。東芝が来春にも Cell技術を採用したノートPCを発売する、と報じられている。 映像処理に優れたCellの技術をPC用半導体チップに転用し、液晶テレビなど他のデジタル家電にも採用する、ということだ。 「ソニーがCellの製造ラインを東芝に売却?(編注:掲載時点で両者の公式な発表は出ていない)」というニュースが出た後だけに一瞬頭が混乱してしまったが、 東芝から出ているプレスリリースを読むと、 Cell Broadband EngineのSPEコアを用いた新型メディアストリーミングプロセッサの開発に成功し、CEATEC Japanのタイミングで お披露目するということのようだ。 このプロセッサはSpursEngineと呼ばれ、SPEを4個、MPEG-2、H.264方式のエンコード・デコード専用回路を組み合わせた効率的で柔軟な映像処理や、 Cell/B.E.より小規模な回路
米IBMは4月26日、Cellプロセッサ(Cell Broadband Engine)をメインフレームに搭載、3Dアプリケーションなどの次世代「仮想世界」に対応可能なプラットフォームを目指すと発表した。同社は今回のプロジェクトのために、ブラジルのゲーム開発会社Hoplon Infotainmentと提携している。 新プロジェクトは、オンライン仮想現実環境、マッピング向け3Dアプリケーション、ERPおよびCRM、3D仮想店舗や会議室、コラボレーション環境、最新データリポジトリなど、さまざまなアプリケーションをシームレスに動作させる環境を構築することだという。 プロジェクトの一環として、Cell搭載メインフレームでHoplonの仮想世界向けミドルウェア「bitVerse」を動作させる予定。現在、WebSphere XDおよびDB2による開発が行われているという。 関連記事 IBM、65nmプロ
コンピュータ業界の中で対極にあるともいえる技術が1つに結びつきそうだ。IBMと複数参加型オンラインゲームを手がける企業が共同で、ゲーム機用プロセッサ「Cell」をIBMのメインフレームに統合しようと取り組んでいる。 すでに提携関係にあるIBMとブラジルのHoplon Infotainmentは、IBMのメインフレームを使って多数参加型オンラインゲームのベータ版を提供している。両社は新しい提携関係を通じ、「Cell Broadband Engine(Cell BE)」プロセッサを、メインフレームおよびHoplonの仮想世界インフラストラクチャソフトウェア「bitVerse」と統合することに取り組むという。この計画について、両社は米国時間4月26日に発表する見通しだ。 当初はIBMのCellブレードでメインフレームをネットワーク化することから始めるが、ゆくゆくはPCIアダプタカードを介してCe
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