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200X年 某月某日 ゴミ箱でもひっくり返しているようにやかましく、耳にこだまする音だった。わたしは突... 200X年 某月某日 ゴミ箱でもひっくり返しているようにやかましく、耳にこだまする音だった。わたしは突き刺さる寒風に分け入りながら、顔をゆがめて歩きつづけた。とある駅前に差しかかったところだった。身体を傾げ怪訝な表情を浮かべた人たちが見える。なにかをぶつけているような低くこもった音が響いてくる。二度、三度。 駅前に出た。歩道を埋める人々のあいだから男がひとり、見えた。足元の黒いかたまりを猛然と蹴り飛ばしている。瞬間、人間かと見え、わたしは身体を震わせた。人間ではなかった。スポーツバッグかなにかだ。 再び、蹴った。全身に力を込め、うしろに引き切った足を蹴り出すや否や、凄まじい勢いでバッグに叩きつける。重く鈍い音が響いた。サッカーボールなら楽に数十メートルは飛んでゆきそうな威力だった。なにか重いものが詰まっているのだろう、しかし一メートルと動かない。 業を煮やしたのか、男はそばにあった別のかば
2010/10/31 リンク