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礒部剛喜 ジョー・ウォルトン『英雄たちの朝』が暴き出す、第二次大戦下の隠された英国史(1/2)[2010年7月]|海外ミステリ出張室|Webミステリーズ!
イギリスを全体主義社会に改造しようとする〈ファージング・セット〉というパワーエリートのグループに... イギリスを全体主義社会に改造しようとする〈ファージング・セット〉というパワーエリートのグループには、実在のモデルがあった。 礒部剛喜 tsuyoki ISOBE (UFO現象学者) ●茂木健/ジョー・ウォルトン『英雄たちの朝 ファージングI』訳者あとがき[2010年6月]を読む【ここをクリック】 ●『暗殺のハムレット ファージングII』(2010年7月新刊)の紹介ページ【ここをクリック】 『英雄たちの朝 ファージングI』を拝読しました。一読して驚かされたのは、この作品が改変された歴史を舞台にしたミステリであることにとどまらず、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』の末裔に位置するディストピア小説であると同時に、イギリス人の歴史的タブーに切り込んだ小説であることでした。 ジョー・ウォルトンが描きだした第二次世界大戦で英独が和睦した後の世界は、レン・デイトンの『SS‐GB』、P・K・ディックの『
2018/07/07 リンク