【エルサレム共同】イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が19日に発効したパレスチナ自治区ガザで20日、がれきの下敷きになるなどした行方不明者の捜索活動が本格化した。パレスチナ通信は停戦発効後、ガザ最南部ラファで137遺体が見つかったと報道。行方不明者は1万人を超えるとされ、死者数はさらに増えるとみられる。 ガザの停戦はおおむね維持されているもようで、避難先から帰還したガザ住民が当局と協力して捜索を続けている。ガザ保健当局によると2023年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は4万7千人を超えた。 停戦合意に基づき、イスラエル軍はガザの人口密集地から撤収を進めた。軍は20日、ガザ北部ベイトハヌーンから旅団が撤収したと発表した。現地からの報道によると、ハマス関係者が代わりに市街地で警戒に当たっている。ハマスは声明で「ガザは再び立ち上がる」と訴え、再興を誓った。 パレスチナ通信によると、ラファでは2