誤解されてもなんなので避けていた話題なのだが、昨日朝鮮日報で”【萬物相】ベトナム人妻”(参照)という日本語化されたコラムを読み、これはもしかすると日本語で書いてあっても現代日本人にはわからない話題か、あるいは東アジアの文化圏に同じく所属する日本にも通底する話題なのか、少し考え込んだ。この機に簡単に書いておこう。 同コラムは冒頭こう始まる。 ベトナムの女性は結婚する前、両親から「“四徳”を守れ」という話を言い聞かされるという。四徳とは、家事や農作業に精を出す「工」、身なりを整える「容」、気立て良くという「言」、目上の人によく仕え、夫によく従えという「幸」の4つを表している。 端的に言えば、ベトナム女性は儒教的な道徳において優れている、すばらしいのだということが言いたいのであろう。が、この話の枕はベトナムにおけるベトナム女性の話ではない。 「慎ましく、純潔で、夫の両親の世話をよくする」というの