子どもたちの、普段の生活の中では気にも留められていなかった「100の言葉」。 それをアートによって復権する、という学びの旅と実践。 それが、世界最高水準の教育実践として注目を集めている、北イタリアの「レッジョ・アプローチ」を紹介する、現在ワタリウム美術館で行われている「驚くべき学びの世界展」です。 たとえば、ローリス・マグッツィ国際センターを探検し、その柱をデザインするプロジェクトで子どもたちはこんなことを言います。 場所っていうのは「世界のすべての場所」のこと。(ダリオ 4歳) 未来も聴けるよ。目を閉じて、心を開けばね。(マリア 5歳) これは、大人が描いた詩ではなく、ごく普通の子どもたちの言葉です。 ドキッとしませんか? その開かれた心に。その目線に。 また、異なるプロジェクトでは、窓の影が落とされた場所にアイデンティティを与える行為を子どもたちはしていきます。 窓