NHK教育テレビ(現Eテレ)の音楽番組「ゆかいなコンサート」に歌のお姉さんとして出演していた歌手の森祐理(もり・ゆり)さんは、阪神大震災で弟の渉(わたる)さん=当時(22)=を亡くした。弟の死を機に、被災地に歌を届けるボランティア活動に取り組むようになった祐理さん。「必ず天国でまた会えると信じている。『お姉ちゃん、本当によく頑張ったな』と言ってもらえるように」。その思いを胸に歌い続けている。(共同通信=松木浩明) ▽地震と豪雨・・・仮設住宅の集会所で握るマイク 「歌は心の“お薬”です。もし良かったら一緒に歌って元気になってください」。2024年、能登半島地震と記録的な豪雨に見舞われた石川県珠洲市。小学校のグラウンドに建てられた仮設住宅の集会所で、祐理さんがマイクを手に語りかけた。 この日歌ったのは、戦後の日本を明るく照らした「リンゴの唄」や坂本九の大ヒット曲「上を向いて歩こう」、そして唱歌
滋賀県守山市の就労継続支援A型事業所「しゃくなげ」で働いていた八巻孝平さん(仮名)=2024年11月、滋賀県内 障害者の働く事業所が昨年春以降、全国各地で相次いで閉鎖し、利用者5千人以上が解雇、退職となっている。運営法人は事業所ごとにさまざまだ。だが、取材していると、昨年9月から「ペガサス」「ベテルギウス」など星座や星にちなんだ名前の会社がチラホラと目につくようになった。一見すると何の関係もないように思えるが、さらに調べていくと、すべて同一の会社のグループだった。利用者に話を聞くと、「事業所がオープンして半年で『ここは閉鎖します』と聞かされた」という人もいた。何が起きているのか。(共同通信=市川亨) ▽駅近くの大通り沿いで開所 琵琶湖の南東岸に接する滋賀県守山市。JR守山駅から徒歩10分ほどの大通りに面した2階建て建物の1階に昨年4月、障害者の「就労継続支援A型事業所」がオープンした。「し
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