どこから、どのような経緯で転載されているのかがはっきりしないため言及するのは差し控えようと思っていたのだが、映画『南京!南京!』が日本公開されるらしいという情報が伝わってきたこと、また本館で扱っているテーマとも密接に関わる事柄であるので、やはり無視せずに取り上げておくことにする。 薔薇、または陽だまりの猫 「私たちは加害の記憶にいかに向き合うのか 『南京 引き裂かれた記憶』と『沈黙を破る』/岡 真理」 今春、土井敏邦監督の 『沈黙を破る』 が公開されました。 パレスチナ占領の暴力を告発した、もとイスラエル将兵たちの ドキュメンタリーです。 占領軍の兵士として任務に携わるうちに、パレスチナ人をいたぶることが やがて快感となっていく、 知らず知らずのうちに、人間としてあるべき一線を越えてしまう・・・ そして、モンスターになる、 そのことに気づいた若者たちが、もういちど、人間になるために、 奪わ
脚本・松崎健一 絵コンテ・貞光紳也 演出・貞光紳也 作画監督 なし [rakuten:book:12099554:detail] バンダイビジュアルの一挙放送でインスピレーションが沸いたのだが、ここまで引っ張ったということは、これを読み解くには、実家にある密会を読み直すために連休を待たねばならなかったということだし、連休中も時間を支配できないオールドタイプという肉体を持ったもののサガである。 やはり、宇野千代の言うように、どこかのぼせていなければ行動できないのであろう。 熱と勢い! [rakuten:book:10878366:detail] というわけで、今回はシャアとアムロがララァを失う話ですけど、これはシスコンの末路という点でとても興味深いです。 私、ガンダムの序盤はアムロの新入社員ぶりに、自分を重ね合わせていたのですけど、後半アムロ・レイが戦場で生き延びて急激にスキルアップする、そ
モテない女ですと自嘲はしてるけど、そもそも本当はそこまで彼氏が欲しいと思わない。 とはいえ、それとは別に、モテないのは事実。(だからこそ余計「彼氏欲しくないんだよね」は言い訳がましく聞こえるし、結局「モテねー!」と言ってた方が話が早い) ときどき私が「彼氏欲しくない」事を知った人から、「なぜ欲しくないのか」と聞かれるんだけど、それは逆だと思う。 「欲しくない」ことに理由は特にない。「欲しい」人に理由があるだけで。 物を買うときもそうだけど、たとえば可愛い服なんかを誰かが買うときに、買わない人に「どうして買わないの?どうして欲しくないの?」とは言わないと思う。欲しくないのは単に欲しくないからとしか言い様がなくて、どちらかというと欲しい方に「可愛いものだから」とか「昔の冬服捨てちゃったから」とかそういう理由があるのだと。 それと同様に、「なぜ彼氏が欲しくないのか」と聞かれても、なんか、どうしよ
『南京!南京!』の日本公開が決まって喜ぶ陸監督 - Photo:Harumi Nakayama 1937年の日中戦における日本軍の南京攻略を描いた陸川監督『南京!南京!』が、日本公開されることがわかった。同作品はスペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、現地時間21日に行われた公式会見の席上で陸監督が明かしたもの。 日本の配給会社側の正式発表を控えて、社名を出すことは控えたものの、陸監督は「これはまさに最新の情報なのですが、日本の配給会社が決まりました。公開は来年になると思う。念願だった日本公開が決まってうれしい」と笑顔を見せた。 同作品は日本でいまだタブー視されているいわゆる南京虐殺事件を、日本兵と中国兵の両方の視点から描いた2時間15分の大作だ。今年4月に公開された中国では、主人公の日本兵・角川(中泉英雄)が、繰り返される一般市民への虐
谷崎潤一郎三島由紀夫 【ストックホルム=小山内伸】1958年のノーベル文学賞で、谷崎潤一郎が最終候補の一歩手前の候補者41人に入っていたことが、スウェーデン・アカデミーに対する朝日新聞の情報公開請求でわかった。38年の受賞者パール・バックの推薦が決め手で候補となり、後にライバルとなる三島由紀夫も推薦状を送っていた。 ノーベル文学賞は、世界の作家組織や学識者らが候補を推薦。同アカデミーで絞り込んでいく。50年間の非公開期間が過ぎて開示された58年の選考資料によると、谷崎はバックや三島、日本文学研究者ドナルド・キーンさん、ハーバード大のライシャワー教授ら計5人が推していた。 資料には14行にわたる長文の論評があり、「現代日本の代表的な作家。『細雪』では、戦前から戦後にかけて伝統が失われてゆく中で母国の習慣と社会の規範に対する素晴らしい観察がみられる。『蓼喰(たでく)う虫』では、優しい悲愴
科学(かがく、英: science)とは、世界に関する知識を検証可能な仮説と予測の形で構築する体系的な取り組みである[1][2]。 現代の科学は通常、物理世界(自然界)を研究する自然科学(物理学・化学・生物学など)、個人や社会を研究する行動科学(経済学・心理学・社会学など)[3][4]、および公理や規則に準拠する形式体系を研究する形式科学(論理学・数学・理論計算機科学など)[5][6]の3つに大別されることが多い[7]。ただし、形式科学については、科学的方法や経験的証拠(英語版)ではなく演繹的推論を主な方法論としているため、厳密には科学に含まれないとする意見もある[8][9]。工学や医学など、科学的知識を実用的な目的のために利用する分野は応用科学と呼ばれる[10][11][12]。 科学の歴史は歴史的記録の大部分にまたがっており、青銅器時代の古代エジプトやメソポタミアに現代の科学のもっとも
切除されて 作者: キャディコイタ,Khady Koita,松本百合子出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (9件) を見る 女性器切除を扱った書籍が、ブックファーストの新刊棚に平積みされているので手に取った。著者はセネガル人で、女性器を切除され、性暴力の被害にあった過去を持ち、現在はフランスで反女性器切除の活動を続けている、という半生を綴っている。 それはともかくとして、女性器切除に関する議論が一切引かれていないのに違和感を持った。著者がどのような立場なのかは知らないのだが、せめて編集者か訳者は後書きに、日本も含めた先進国でフェミニストを中心に投げかけられた、女性器切除を外側から論じることに対する難しさの問題を、紹介すべきではなかったか?*1ネットでも、女性器切除を「撲滅するべき」「先進国が率
匿名ダイアリーで、「女性器切除」の話題がブックマークを集めている。 「女性器切除」 http://anond.hatelabo.jp/20090923003429 この記事によれば、勝間和代が「クーリエジャポン」で「女性器切除」の話題を紹介しているようだ。そちらがどのような記述になっているのか、まだ確認できていないが、少なくともこの匿名ダイアリーの記事は問題があるように思うので、フォローを書いておく。 ネットで検索しても、「女性器切除」を廃絶する運動の記事が多い。虐げられた女性に対する同情と、そうする男性に対する怒りから、今すぐ「女性器切除を廃絶すべき」だという思いに駆られるかもしれない。第三世界では、いまだ古い掟にムスリム女性が縛られ、犠牲になっているという議論が始まるかもしれない。 だけど、ちょっと待って。これは、フェミニズムの中で、大きな議論を巻き起こした問題なのだ。この問題をいち早
「いいところも、悪いところも両方あって当たり前」と、ようやく思えるようになりました。ずいぶん回り道をしたものです。 中学生くらいの頃、例えば、「不倫」という言葉は、文字を目にするだけでも嫌でした。今でも、「不倫」を支持するわけじゃないけれど、僕とは違う価値観や事情のある人がいるのだと受け止められるようになりました。 結局、子どもの頃、大人に言われた、「人のいい所を見るんだよ」って部分に行き着くのだけど、そう言われても、潔癖な時期を過ごしていた子どもの僕にはよく分からなかった。嫌な部分があれば、「いけない人・怖い人」なのだと感じて嫌悪したのではないだろうか。 どう教えてもらっても、生きてみないと理解できなかったかもしれないけれど、「いいところも、悪いところもあって当たり前。オレもそうだし、お前もそうだろ。だから自分の中の嫌な部分に絶望することもないし、嫌な部分のある人と出会う度に拒絶すること
以前Twitterでつぶやいてたら、この問題は「征服欲と承認」がキーワードだよーって声かけていただいたことがあります。承認の方はまだわかる気がするのです。認められたい、受けいられたいってことは性と結びつくと思います。でも、「征服」の方がわからない。ここが僕の男としてつまんない部分だと思うんだけど、ようは勇気がないんです。 「女の側から見るとこうだよー」って書かれた記事を二つ拝見したので、思ったことなど書いてみようかと思います。文章にしようとした動機はとても身勝手なもので、「自爆テロ的行為の巻き添え喰った気がして、いたたまれなくなった」からです。「いっしょにしないで」って言いたいのだけど、処女だの便器だの叫ぶ人の叫びもエゴなら、僕が「いちおう僕も男だからそういうの迷惑だよ」って言うのもエゴですよね。なので、私なりに配慮はしていますが、偏りがある文章だとお読みいただければ嬉しいです。 結論とし
これを読んで思い出した。 私も同じような事を思った事がある。 といっても私は女性なので、そう思い始めたのは大学に入る前からなんだけども。 いつごろから男女平等だとかそういったことを考え始めたのか、記憶にないが、中学生の時には既に考えていた覚えがある。 やはりこのエントリを書いた人のように、素朴に男女平等を信じていた、という感じだった。 しかし高校へ進学してから、妙だなと思い始めた。周りの女子たちの男女観が、意外と古風なのだ。その頃の自分は女=料理って何じゃそりゃ!と普通に思っているような感じだったが、女子たちは案外「女=料理、家事」「やっぱり女だからいつかは結婚したいし子供もうみたい、それが女の幸せ」みたいな事を考えている、というか、受け入れている、というのか。成績がいつもクラスで5番以内には入る子が何故か「私は女の子だから勉強が苦手」とか「女の子だから数学が苦手」とか言ってるのである。意
(第142号、通巻162号) 第一線の職場をリタイアした頃から「老」という字に敏感になったような気がする。 「敬老の日」と言うと9月15日をつい連想してしまうが、2003年から9月の第3月曜に移されたので、今年は21日が敬老の日だった。その日に合わせて総務省が発表した人口推計によると、老人福祉法の対象となる65歳以上の高齢者は2898万人。女性の4人に1人、男性の5人に1人にあたるという。 まさに今や老人大国ではある。けれども「老」という言葉だけからみれば、統計的な裏付けがあるわけではないものの、昔から日本は老人が多かったと言うこともできる。老の入り口にあたる「初老」は、奈良・平安の時代から長い間「40歳」を意味していたからである。1904年(明治37年)に第1版が刊行された大槻文彦著『言海』の「初老」の項には「齢(ヨハイ)ノ40歳ニ及ビタルこと」とずばり明記されている。他の辞書の中には樋
表紙買いでした。 好きになってはいけません (ディアプラス文庫) 作者: 桜木知沙子,夏目イサク出版社/メーカー: 新書館発売日: 2008/01/10メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る あらすじ。 恋愛運が異常に悪く、誰かと付き合うたびに手酷い目に遭ってばかりの雅貴。札幌のイタリア料理店に勤めていたものの、やはり修羅場を見た挙げ句、仕事をやめる羽目になった。だから決めた。もう恋はしない。なのに実家に戻って定食屋を手伝っていると、姪の担任の桂沢から猛アプローチ! もちろん付き合うつもりはない。とはいえ桂沢があまりに好みのタイプすぎて、雅貴は困ってしまい……? オール書き下ろし♥ そういえば、珍しく『ゲイとゲイ』のお話でした。 帯。 俺の愛はフルコース。残さずに食べてくれ。 DEAR+NOVEL-178 ディアプス文庫・最新刊 恋愛と食事はきっと似ている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く