ここでは、サーバにRed Hat Enterprise Linux 5をインストールした後に必要となる基本的な設定項目を説明します。ここで取り上げるものは、サーバ管理の初心者が最低限知っておかなければならない知識ばかりです。 サーバ管理の初心者が知っておくべき内容としては、コマンドラインでの管理です。通常はシステム管理者や保守担当者がsysreportコマンドや独自のスクリプトにより、システムに設定されているパラメータを取得しますが、まずは基本的な管理方法を理解する上でも管理コマンドを入力する基本的な方法で紹介します。 まずインストールした項目どおりに設定されているか、ハードウェア資源の利用状況などを確認します。ここではハードウェアの基本コンポーネントである、ディスク、メモリ、CPUの状況を確認します。 ディスクの利用状況を確認するには「dfコマンド」を利用します。dfコマンドに「-Hオプ