中央の竹は、タケノコの時に皮が剝がされ、枯れてしまった。両側は無事に青竹として成長した(京都市右京区・竹林の散策路) 京都市右京区嵯峨の「竹林の散策路」で、タケノコの皮が剝がされて枯れるなどする被害が発生し、管理業者は禁止を呼び掛ける看板を6月に設置した。世界各国の訪日客から「バンブーゾーン」と知られ、昨春にも竹にアルファベットや漢字で落書きされているのが見つかったばかり。昨年の台風や豪雨被害から青々とした竹林への成長と再生を妨げかねないことを現場で維持管理する人たちは危惧する。 「竹の子に触らないで!」と禁止マークを掲げた看板には、世界に誇る竹林の管理に協力を訴える趣旨の文が英語でも表記されている。そばには皮が剝がれて成長が止まった竹がある。 散策路では毎年5月末から6月上旬、タケノコが出て、1カ月超で18~20メートルの青竹に成長する。嵐山などで人力車を走らせ、市から散策路の管理業務を
