AIでさまざまなイメージを手軽に生成することが可能となった昨今。デザインにおけるフォントの役割は、どのような変化の兆しを見せているのだろうか。さらにフォントのつくり方は、今後どのように変わっていき、将来的に社会にどのような変化をもたらすのか。 写植機メーカーとしてスタートし、現在はフォントベンダーとして日本のフォント市場を牽引する株式会社モリサワも、その動向を敏感に捉えてきた。実際に、モリサワの新しいプラットフォームMorisawa Fontsのプロダクトオーナーである相川晴俊はサービス面で、デザイン企画部門ディレクターである富田哲良はフォント開発の面で、AI活用の方法について模索や実践を検討しているという。 彼らの取り組みに対し、「いまはフォントの生成が盛り上がりを見せているけれど、僕はその先に起こり得ることにも期待しているんです」と切り込むのは、iPhoneアプリを中心にUIデザインや
