ゲーム作りは、予算も時間も人手もかかる。 ゲーム環境の発展とともに予算がどんどん拡大し、ひとつのゲームに対して数十億円規模のお金がかかってしまうことは現在ではよくある話だ。そういったタイトルは開発期間も長いため「作っているあいだにトレンドが変わってしまう」ということもめずらしい話ではない。 一方で、インディーゲームは一芸に秀でた低価格なタイトルがどんどん出ている。既存のシステムであっても作家性が強く出ていたり、プレイ時間が短くても深く刺さる物語であったり、「1本の映画を観る」くらいの気軽な気持ちで遊べるタイトルが非常に多い。 こういった市場の盛り上がりはゲームファンとしてたいへんありがたいが、大手ゲームメーカーは参入しにくいのが現状だろう。なぜなら会社が大きければ大きいほど、リスクを避けるために尖った企画は通りにくいからだ。 そんななか、コーエーテクモゲームスから『無双アビス』という新作ゲ
