自民党の6都府県連が2023年に開催・企画した政治資金パーティーに関し、政治資金収支報告書に記載しなければならないパーティー券の購入団体名や金額の一部が記載されていなかったことが29日、分かった。開催・企画の24都道府県連の2割超で不記載が見つかったことになる。不記載分の総額は594万円。派閥パーティー裏金事件で問題になった政治資金の不適切処理が地方にも広がっている実態が浮かび上がった。 総務省と各都道府県選挙管理委員会が29日までに公開した23年分の収支報告書を分析し、既に判明している東京都連分と合計した。30日公開の兵庫県連分は含まれない。