夏の電力供給に太陽光と風力が貢献、東京電力の管内で377万kWに:電力供給サービス(1/2 ページ) 今年の夏も電力の需給状況は全国で安定していた。最大の需要を抱える東京電力の管内でも、8月7日に最高気温が37度に達して今夏の最大電力を記録したが、需給率は92%に収まった。昼のピーク時にも太陽光と風力が供給力の7%以上にあたる377万kWの出力を発揮して火力発電の増加を抑えた。 東日本大震災から4年が経過して、もはや原子力発電所の運転停止が電力の需給状況を脅かさないことは誰の目にも明らかになった。8月に予備率(需要に対する供給力の余裕)が危険水準の3%を切る予測を出していた関西と九州でも需給状況は安定していた。東京電力が9月25日に公表した今夏の需給状況の報告を見ると傾向がわかる。 今年は8月上旬に全国各地で猛烈な暑さになり、東京電力の管内では8月7日(金)に最高気温が37.0度に達した。