刊行からだいぶたってしまったが、吉永良正さんの『アキレスとカメ』講談社というたいへん楽しい本を紹介しよう。 吉永さんは、ぼくが東京出版の受験雑誌『大学への数学』や『高校への数学』に連載し出した頃、同じように連載を持った人だが、サイエンスライターとしては大先輩であり、すばらしい本をたくさん書き、また翻訳もしている。現在は、大東文化大学の先生をされているので、ライターから大学教員になった、という経歴も似ており、勝手に親近感を抱いている。何度か対談をさせていただき、いっしょにお酒を飲んだこともあるので、知人と言ってもいいと思う。ライターとして気骨を持ったかたで、物書きとして生きていく上での心構えなどを教えていただいた。 アキレスとカメ 作者: 吉永良正,大高郁子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/02メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 395回この商品を含むブログ (1
某所でロリコン小説が話題になっているが、まとめはょぅι゛ょ小説リストをどうぞ(ショタもある)。紳士諸君の方々はご興味並々ならぬといったところだが、なかでも田山花袋の「少女病」あたりが直截だ。ロリコンに春は来ない理由のひとつが、セキララに語られる。百年前の小説だが、一定の「覚悟」を必要とする。 要するに、少女を美しいと感じ、憧れるのはアリだが、「押し倒したい」「モノにしたい」と感じないのは、どこか壊れているからだそうな。むやみに恋愛神聖論を気取って、口ではキレイゴトを言いながら、肉欲を押さえつけるのは、一種の病気だという。精神と肉体が調和していないんだって。 ひどいことをいう。 そして、このひどいことを言われているのが、「少女病」の主人公。 妻子もあるエエトシこいたオッサンなのだが、少女が好きでたまらない。しかもシチュエーションが重要で、「混雑した電車の中でもみくちゃにされる美少女」こそが最
この項目では、一般的な用法について説明しています。映画作品については「バーレスク (映画)」を、同映画のサウンドトラックについては「バーレスク オリジナル・サウンドトラック」をご覧ください。 ベン・ハーをテーマにしたバーレスク(1900年頃) バーレスク(Burlesque) とは、有名な作品のスタイルや精神をカリカチュアしたり、その作品のテーマをこっけいに描く文学・戯曲、音楽のジャンルである[1]。バーレスクという言葉はもともとイタリア語のburlesco から来ている。burlesco の語幹burla –は、冗談、嘲りなどの語義をもつ[2]。 バーレスクは意味的にはカリカチュア、パロディ、戯作(トラヴェスティ)とも重なっており、ヴィクトリア朝時代の演劇がそうであったように、エクストラバガンザの要素も帯びている[3]。文学あるいは戯曲ジャンルとしての「バーレスク」という言葉は17世紀後
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