オートザム クレフという車はなぜ誕生したのでしょうか?その理由を語るには、まずマツダが大規模な国内販売拡大を夢想して打ち立てた、「5チャンネル体制」の説明が欠かせません。 1970年代の危機を新たなロータリースポーツ、初代サバンナRX-7や、FFコンパクトカーとして大人気となった5代目ファミリアのヒットで乗り切ったマツダは、1980年代末に思い切った販売網再構築と、急速な拡大による大拡販を試みます。 それが最終的にマツダ店・アンフィニ店・ユーノス店・オートザム店・オートラマ店による5チャンネル体制で、マツダオート店を改称したアンフィニ店と、従来からのマツダ店以外は、積極的に他業種からの参入を受け入れ、しかもマツダ店以外は基本的に「マツダ」ブランドではなく、それぞれの販売チャンネル名をブランド化(オートラマだけは「フォード」)した車を販売。 オートザム店は従来のマツダモータース店に代わり、個