産経新聞社は9日、民主党代表選(14日投開票)の終盤情勢を調査した結果、菅直人首相の再選が強まっていることが分かった。党所属国会議員(411人)の動向では、首相が194人、小沢一郎前幹事長が192人の支持をほぼ固め、激しく競り合っている。地方議員は、調査に回答した約半数が首相支持、2割5分が小沢氏支持を表明。党員・サポーターは首相が約7割を獲得する勢いだ。小沢陣営は逆転を目指し、国会議員への働きかけを強めており、情勢は変化する可能性もある。 終盤情勢は国会議員、地方議員本人に加え、菅、小沢両陣営の選対や民主党各グループ、都道府県連などに取材し、9日現在の動向をまとめた。 国会議員のうち、首相は173人の支持を確実にし、さらに21人の支持が有力。小沢氏の支持確実は177人で首相を上回ったが、支持有力は15人にとどまった。