中国でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザは、27日、内陸部の湖南省でも初めて感染者が2人確認され、中国国内で感染が確認された地域は2つの市と8つの省に広がっています。 湖南省の衛生当局によりますと、新たに感染が確認されたのは、湖南省邵陽市の64歳の女性と、隣接する江西省宜春市の54歳の男性で、いずれも湖南省の病院で肺炎などの症状で治療を受けていましたが、H7N9型の鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。 これで中国全土での感染者は合わせて121人で、このうち死者は23人です。 中国では今週に入り、東部の山東省や沿海部の福建省など、感染が新たに確認された地域が増え、上海と北京の2つの市と8つの省に広がっています。 中国では29日から連休が始まり、旅行などで移動する人が増えるとみられることから、各地の衛生当局は、手洗いやうがいなどの予防対策を徹底するよう呼びか