今月引退を発表した宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」が、邦画としては5年ぶりに興行収入100億円を突破しました。 映画「風立ちぬ」は、旧日本軍の戦闘機「ゼロ戦」の設計に当たった故・堀越二郎さんをモデルに、震災や戦争など困難な時代を懸命に生き抜いた男の姿を描いた物語です。 映画を配給する東宝によりますと、ことし7月に公開されてから810万人を超える観客を動員していて、11日までの54日間の興行収入が100億円を突破したということです。 国内で上映された映画で100億円を突破したのは、邦画では平成20年に公開された宮崎監督の「崖の上のポニョ」以来5年ぶりで、洋画を含めると、平成22年のディズニー映画「トイ・ストーリー3」以来3年ぶりの記録です。 「風立ちぬ」は公開から8週連続で観客動員数が1位を記録していて、今月6日に宮崎監督本人が引退を発表したことから、さらに観客数が伸びているということです。 東