【北京共同】中国湖南省衡陽市で12日に車が広場に突入した事件で、地元政府は13日、11人が死亡、44人が負傷したと発表した。中国メディアによると、公安当局は運転していた地元出身の男(54)を拘束した。地元政府は「悪質な事件」として処理のため省幹部が現地入りしたことを明らかにした。 男が運転していたのはスポーツタイプ多目的車(SUV)で、広場でくつろいでいた市民に突っ込んだ。市民らを次々とはねた上、刃物で切りつけたという。当局は男が社会に不満を持っていたとみている。 ネットメディア「澎湃新聞」は、男が傷害などの罪でたびたび実刑判決を受けていたとしている。