<access> 松山市のアイドルグループの一員だった16歳の大本萌景(ほのか)さんが3月、自ら命を絶った。遺族が10月、当時の所属事務所に損害賠償を求める訴訟を起こし、未成年アイドルの実態に注目が集まっている。「夢」と引き換えに搾取される子供たちがいるのではないか。【宇多川はるか】 大本さんは「Hプロジェクト」(松山市)に所属。アイドルグループ「愛(え)の葉(は)Girls」メンバーだった。遺族の訴えによると、未成年なのにイベントなどで長時間拘束され、同社に「脱退したい」と伝えるとスタッフから「次また寝ぼけた事言えばマジでブン殴る」「辞めるなら1億円払え」とパワハラを受けたという。同社は発言やパワハラを否定し、争う構えだ。 このニュースに、東京の繁華街をさまよう少女たちの保護に取り組む一般社団法人「Colabo」の仁藤夢乃(にとうゆめの)代表は「同じようなアイドル活動で心身を壊した子たち