― 前回の「アトミックサンシャインの中へ」インタビューの第二弾です。 【自分の中の創造性】 照屋勇賢氏 橋本誠(TAB/以下・橋本):展覧会と少し切り離して自分の中の創作活動と考えた時に、一貫したものはありますか? 照屋勇賢(以下・照屋):気をつけるのは、とりあえず今は制限しないでおこう。出てきたアイディアはとりあえず形にしていこう。一時期は、「どういう制作スタイルが自分なんだろう。」ってすごい混乱して。考えたくない、見たくないって、疲れちゃうんですよね。だから今は、認めつつ、出していいやって。できる範囲で自分らしいものをって。二つ似たようなアイディアがあったら、こっちだなって。そういうことは出来る範囲でやっていますけども。 注意しようとしているのは、日常の、実際の生活と近い繋がりがある、印象やモノが作品に持ってこれるように。《さかさまの日の丸》にしても、『アート・スコープ』で出した包丁《