先日Facebookに「正直に言おう。依存症者のために何かしたいと言ってくれる人は多いが、本当に役に立ってくれる人は少ない」と投稿したところ、「これはどの分野でも言える」と、多くの共感を頂いた内容だったので、今回もう少し詳しく書きたいと思います。 依存症支援を申し出てくれる方で、役に立つ支援をして下さる方というのは、実はなんらかの当事者性を持っている、自分に向き合える人なんですよね。 自分の弱さを認めることができ、人は支え合ってしか生きられないことを知っていたり、はたまたなんらかのどん底を経験してそこから再起した経験がある、そういう自分の中の当事者性を認めている人は、依存症問題を自分の思いこみで決めつけず、話を聞き、必要な支援をして下さるんですね。 ところが「病んだ人」が支援を申し出てくれると、とても厄介なことになります。例えば、自分の中の生きづらさや、コンプレックスと向き合おうとせず、依