前回、有害な恥(toxic shame)という感情への対処法として、感じて受け入れるのではなく、「距離をとって眺める」ほうがよいという記事を書きました。 有害な恥とはどういう感覚かについても、以下の記事をご参照ください。 emotion-lab.hatenablog.com なぜか距離をとって眺めるのがよいのかというと、この有害な恥の感覚が自分の中にあると、まるでその恥の感覚に乗っ取られてしまったかのように、自分に対する否定的な気持ちと、それに伴うつらい気持ちや劣等感で、心がいっぱいになってしまうからです。 この気持ちは、感じても感じても出口が見えない、蟻地獄のような感情なのです。 そこで、まずは、自分の体からその感情を取り出すようなイメージを使ってもいいので、この有害な恥という感覚と距離をとってみます。 そうすると、大きく分けて2つのことが起こります。 一つは、恥の感覚に苦しんできた自分