ミーゼスとオーストリア学派の経済学、個人的見解 ロン・ポール 1984年、2004年 序論 干渉主義者の考えが優勢なもとでは、政治にたずさわる職業は、 自らを、圧力団体の利益と重ね合わせる男(人間)たちにのみ開かれている。... 圧力団体の短期的利益のために働くことが、 優れた政治家をつくる資質を伸ばす助けとなることはない。 政治家の資質を示すものは、常に、長期政策である。 圧力団体は、長期のものを思い悩まない。 ――― ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス「ヒューマン・アクション」p866 ※ 私が、議会への立候補を決めたのは、 ニクソン政権が、1971年に押しつけた、賃金と物価の統制という惨事ゆえです。 こうした統制と、金(ゴールド)の窓口の閉鎖の押しつけに対して、 株式市場は、わくわくるんるんの反応を示し、アメリカ商工会議所や、 他の多くの大きな経済団体が、熱烈なる支持を与えた時、私は