有明海で摘み取りが始まった佐賀県産ののりのうち、最高級の品質を選ぶ食味検査が予定されていましたが、事前の審査で基準に達するのりがなく中止になりました。 海水温が高かったことが影響しているとみられますが、佐賀県と県有明海漁協は成長に必要な栄養塩は豊富で、おいしいのりは採れているとしています。 佐賀県と県有明海漁協は県産ののりのうち、一定の高い品質を満たしものを「佐賀海苔有明海一番」という最高級ブランドに認定しています。 25日は、今月中旬に今シーズンの摘み取りが始まった「秋芽のり」を実際に味見をして最高級ののりを選ぶ検査が行われる予定でしたが、候補になる品質ののりがなく中止になりました。 検査が中止されたのはおととし以来、2回目です。 県と漁協によりますと、事前の審査でうまみのもととなるたんぱく質の含有量や口溶けの食感などを機器を使って測定しましたが、いずれも基準に達しなかったということです