水痘(すいとう)は、水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus, VZV)の感染による感染症の一種。一般に水疱瘡(みずぼうそう)または水ぼうそうとしても知られている。 英語では chicken pox [1]や varicellaと呼ばれる。日本では、感染症法の第5類感染症に指定されており、学校保健安全法による第2類学校感染症に分類されている。 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の自然宿主はヒトのみであるが、世界中に分布しており[1]、接触感染、飛沫感染、空気感染で感染する[1][2]。季節的には毎年12 - 7月に多く8 - 11月に減少する[1]。 発疹を生じ、紅斑(皮膚表面が赤くなる)、水疱(水ぶくれ)、膿疱(粘度のある液体を含む水疱)と経過し、痂皮化(かひか、かさぶたへの変化)してから治癒に至る[1]。しかし、その後も水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は知覚神