「小説読者の質は果たして落ちたのだろうか*1」について、少し考えることがあったのでメモしてみる。 佐藤亜紀の「この世からは小説を読むための最低限のリテラシーさえ失われてしまったらしい」という意見に対し、筆者は違和感を覚えるという*2。その理由として、「「昔」とか「かつて」が「上等」で、「現在」や「いま」が「劣等」であるという議論は、気をつけたほうがいい」からだとする。そして、メルヴィルは『白鯨』以降の作品で、同時代人に評価されなかったことや、ホーソンも当時の「センチメンタル・ノベル」に対し、うらみつらみを日記を書いているなど例に挙げ、昔から「エモい人」はいたのだと主張する。そして、いつの時代も「小説の質」は低いのだという。 これは、はなはだまずい書き方だと思う。これだと、あらかじめ「小説の質」なるものが存在しているかのような印象受けてしまう。だが、筆者はすぐ近くで、こうも言っている。すなわ
http://fujimaki.air-nifty.com/mousou/2006/06/12_db37.html 感想、コメント欄が面白い。 この回では、文化祭の間にキョンとハルヒが出会うシーンは描かれないまま後日談に入っている。 元の話は短編なので、それは単に構成上の都合というか、あまり考えないままよんでいたけど。 このエントリーでは社会化した自己実現を目指すことと、それゆえに(一時的にでも)キョンから離れてしまうことの葛藤、みたいな側面を記述していて非常におもしろかった。 このハルヒなら、キョンと二人の閉鎖空間ENDみたいなものは選ばないだろうな、ということで。 参考 http://d.hatena.ne.jp/cherry-3d/20060622/1150971768 投票すること なんらかの、選考会をする場合、ある程度要件を決めないと結果の評価は難しい。 小説大賞、なんていう場合
Business 2.0: 50 People who matter CNNの「ビジネス2.0: 50人の重要人物」という特集の34位にDHHがランクインしました。 しかも、ティム・オライリーやAmazon CEOのベゾスやGTDのデビット・アレンよりも上だ。スゲー。 プログラマーがこういう所に顔を出す時代になったんですね。 ちなみに、本人は、オプラ・ウィンフリーの上だみたいなことを言っていて、「誰それ?」と思ったら、むなぐるまさんがこんな風に取り上げてました。 アメリカという社会は、自由という建前はあるが、見えない差別のようなものを感じることは絶対にある。それを打ち破るには、自ら圧倒的な実力で相手の間違いを示してやるしかない、ということは感じる。そういう見えない壁を感じるとき、「ならば絶対勝ってやる」と思う、そういうこともある。人気TVホストのオプラ・ウィンフリーが、あるとき現国務長官の
ビジネス誌Business 2.0にトップ50の今重要な人(50 WHO MATTER NOW)が掲載されている。そのトップは、CGMを生み出すクリエーターとしての消費者、そhしてGoogle、Qualcomm、Niews Corp、Appleのトップと続いている。 ソース:CNNMoney.com:Business 2.0 50 WHO MATTER NOW June 22, 2006 in CGM | Permalink TrackBack TrackBack URL for this entry: https://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341bfeba53ef00d83427a5c353ef Listed below are links to weblogs that reference 重要なのはクリエーターとしての“あな
レジェンドどくだみ荘伝説 俺は『どくだみ荘』が好きだという女に会ったことがない。一体そんな女性が存在するのかどうかすら、とんと見当がつかぬ。だが男はどうか。熱狂的な『どくだみ荘』ファンだという男を、俺は少なくとも二人、知っている。彼らはなにか悪い宗教に取り憑かれたかのような熱い目をして『どくだみ荘』の素晴らしさを語る。しかしその言葉を聞いていると、彼らが『どくだみ荘』を好きなことだけは痛いほど伝わるのだが、その「良さ」はさっぱりわからないのだ。 『独身アパート・どくだみ荘』は、「モテナイ男=喪男」の大宇宙である。主人公・堀ヨシオは地方から上京して定職につかぬまま、饐えた匂いのするどくだみ荘で貴重な青春を無為にすごしている。70年代における「喪男アパートマンガ」の代表作『男おいどん』(松本零士)の場合、主人公には、たとえ押し入れが洗濯前のサルマタの山でそこにキノコが生えようとも、「いつか大物
人の本音ってやつは、たいてい、身も蓋もないものである。女の子だって、わりと心にもないことをすらすらいうもので、なかなか本音の部分が出てこないが、それは女性たちが、わたしの本音は身も蓋もないものである、という事実を認識しているからだともいえる。やはり、「ねえ、貯金いくらあるの?」などと、ものすごい直球を投げてくる女の子はそういない。わたしだって、「きみ、何カップ?」だの、「俺の下半身でいちばんどこがすき?」だのといった質問は控えている。やはり、身も蓋もないからだ。 しかし、それにしても、三砂ちづる女史である。彼女の著書「オニババ化する女たち」(光文社新書)の、身も蓋もないことといったら、読んでいるこっちが心配になってしまうほどで、男性であるわたしは、べつにいいんだけど、女性にとっては、この本はどういう受け入れられ方をするのだろうか、などと、いろいろ考えてしまった。この本の主旨を要約すると、「
アクセスランキングや「6時間以内PV」の表示不具合について 先月頃より発生していた、以下の不具合につきまして本日修正いたしました。 登録ページの「6時間以内のPV」が正しく計算されていない(idea:10328)「公開アンテナカテゴリー」内の件数が少なく表示される(idea:10551)はてなアンテナトップページの「アクセスランキング」が更新されない 先日より発生している更新チェック遅延とともに、ご利用のユーザー様にご不便をおかけしておりましたことをお詫び申し上げます。 はてなアイデアやお問い合わせページよりご指摘いただきましたユーザー様、ありがとうございました。 トップページへの広告配信について 本日よりはてなカウンターのトップページに広告を配信させていただきます。ご了承ください。 トップページへの広告配信について 本日よりはてなグラフのトップページに広告を配信させていただきます。ご了承
■保護者会の朝、何が 奈良・高1逮捕 http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200606220579.html すぐに「心の闇」とかに持って行きたがるマスコミの報道だけで言うのもなんだが、中学までは頑張って勉強して優等生でいられたのに高校になったらついていけなくなったというパターンだろうか。中学までは成績よかったのに高校に入ったらダメになったという人ってけっこういると思う。つうか私がまさにそれ。中学までは授業をきちんときいて教科書を読んで宿題と予習復習やってたらそれなりの成績取れるけど(たまにそこらはしなくても授業聞いてるだけで取れる人もいる)、高校は徹夜で詰め込み暗記ができれば点数とれたり、要領よく山かけが出来る人が…みたいなところあるじゃない? 今までクラスで1番2番、だったのが、いきなりビリから5人目、とかになったら(←これは私の例
ここをクリックするとブログ最新トップページへ飛びます! だめだ!俺は許さない。すいませんではすまない!TBSはオームの時からまったく反省していないからこういう問題を起すのだ! (オーム問題;TBSは坂本弁護士の映像をオームにコッソリ見せそれがキッカケで坂本弁護士一家が拉致され殺された可能性があり、警察の捜査ではそれを隠していた) > 誤字幕放送、TBSが「おわび」で石原都知事と和解 TBSが2003年11月に放送した情報番組「サンデーモーニング」の中で、石原慎太郎・東京都知事の字幕を誤って放送した問題を巡り、石原知事がTBSに8000万円の賠償を求めていた訴訟が22日、東京地裁で和解した。 和解内容は、TBSが石原知事におわびを表明する一方、石原知事は金銭的な賠償は求めないなどとするもの。 これを受け、TBSの井上弘社長が同日の定例会見で、「問題は番組担当者の誤認とチェックの不行き届きによ
日本代表のジーコ監督は、ワールドカップ1次リーグ敗退が決定的となったクロアチア戦(18日)直後の共同インタビューで、2試合連続の酷暑を強調、「テレビ局がそれを望んでいる以上、仕方がない」と熱く語った。だが、この部分を新聞は報じず、書いたのは夕刊紙(日刊ゲンダイ)くらいのものだった。 後述の沢木耕太郎の連載でも述べられているように、ジーコ監督はこれまで、どのような敗戦も受け入れ、外的要因のせいにすることはなかった。しかし、テレビを観た人はご存知のとおり、冒頭から、酷暑について、かなり強い調子で執拗に語っていた。 「テレビ局側の都合もあるのだろうが…」と、聞こえないくらいの早口で同時通訳していたのを、聞いた人も多いだろう。神保哲生が「その部分だけ訳しませんでした」とブログで書いている ように、確かに、訳さなかったと言われても仕方がないくらいの、自粛した訳し方だった。 日本はテレビ局が新聞社の系
スコア速報 <日本-ブラジル>- 2006年ドイツW杯 : nikkansports.comを読んで。 先ほど、日本代表のワールドカップ予選が終わりました。 昨日の帰りの電車の中吊り広告で、早くも日本代表を批判するタイトルの記事が踊っているのを見ましたが、はたして今朝のマスコミはこの結果をどのように報じるのでしょうか。 なんだか事前に予選突破は確実みたいな報じ方をされていたことの逆流が、一気にバッシングとしてあふれてきそうで個人的には心配です。 あらためて予選3試合を振り返ってみれば、もちろんいろいろ思うところはあります。 オーストラリア戦の逆転負け、クロアチア戦の引き分け、そしてブラジル戦の完敗。 ただ、多くのメディアはオーストラリア戦は悪夢の逆転負け、クロアチア戦は無念の引き分けと報じていましたが、はたしてそうだったんだろうか、と改めて思ったりします。 小鳥さんが、サッカーマニアのお父
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